2012年12月29日土曜日

Celebration Dayレビュー

今年度中に記事を間に合わせねば!!遅くなってごめんなさい。今回は以前予告していたLed Zeppelinの2007年たった一度の再結成ライブを収録した作品Celebration Dayのレビューです。


「Celebration Day(邦題:祭典の日)」  2CD+2DVD(デラックスエディション)

Set list
1, Good Times Bad Times
2, Ramble On
3, Black Dog
4, In My Time of Dying
5, For Your Life
6, Trampled Under Foot
7, Nobody's Fault But Mine
8, No Quarter
9, Since I've Been Loving You
10, Dazed And Confused
11, Stairway To Heaven
12, The Song Remains The Same
13, Misty Mountain Hop
14, Kashmir
15, Whole Lotta Love
16, Rock And Roll


まずは装丁のほうから。写真にもあるようにBOX仕様となっています。中はパタパタパタと折っていく感じになっています。大きさは、プラケースのCDよりもちょいと大きいくらい。厚みは1枚用のCDプラケース2枚半くらいですね(ちょっと分かりづらいか・・・笑)。正直予約した時に予想していたよりも小さかったですww
ジャケのデザインが微妙との意見もあるようですが、作りは丁寧です。日本盤は和訳や帯もついているので言う事なしでしょう!ちなみに自分はタワレコで予約購入したのですが、一緒に非売品のポストカード(絵柄はジャケと同じ)と3000円以上購入時に1000円割引出来るクーポンをもらいました。このクーポン12/31が有効期限なので早く使いたいのですが、金銭事情からなかなか使う事が出来ていません。このままだと無駄になってしまう・・・涙

さて、肝心の中身です!!まずはCDの方から!やっぱオフィシャルは音質素晴らしいですね!現代技術のおかげか、音圧や各楽器のバランスも良好です。
そして気になる演奏ですが、まず世間で一番話題になっていたドラムについて。父ボンゾよりもやや丁寧な印象を受けますが(というお父さんが異次元w)、息子のジェイソン・ボーナムかなり頑張っていて好印象です!一曲目のGood Times Bad Timesではドラムを叩きながらコーラスもばっちり合わせています。その他のドラムが目立つ曲(The Song Remains The Sameなど)でもパワフルかつ正確なドラミングを見せています。ZEPブートの中でも最も有名であろうListen To, This Eddieの日のボンゾのようなマジキチバカテク演奏ではないですが、安心して聴く事が来ました。本番直前まで緊張のあまり楽屋で吐きまくっていたということですが、親父の後を立派に継いでいたと思います。感動しました!

ジミー・ペイジのギターも、昔のZEP全盛期のような長いジャムの展開に持っていって弾きまくるというよりは、スタジオ版に割と忠実な演奏という印象です。ライブ最後の3曲などでは特に弾きまくってますが、あのジミー・ペイジなのだから、もっと弾きまくってくれても・・・という欲求は正直あります笑 しかしさすがはジミー、その代わりといってはなんですが、ギターの音作りがかなり良いです。かなり洗練されて研ぎすまされた音になっています。荒々しいギターサウンドでありながらも、音の粒が綺麗に整っている印象を受けました。

そして、もう一つ気になっていたのがロバート・プラントのボーカル。さすがに数十年前と同じようなボーカルとはいかず、また一部の曲はキーを変えて歌っていますが、あの力強いボーカルは健在。個人的にはジェイソン・ボーナムのドラムよりもプラントのボーカルの方が最初不安に思っていたので、これはほっと一安心。相当リハーサルしたんだろうなぁという円熟味のある声です。同じパワフルな声としてはThe Whoのロジャー・ダルトリーなどがいますが、最近の彼よりも相当声が出てますね。2007年当時59歳だったようですが、加齢による声の衰えはどうしても避けられないものですし(ZEPのようなサウンドのバンドのボーカルだったらなおさら)、そういうのを考慮して考えるとやはり凄い人だなと再確認。

ジョンジーに関しては、やはり彼のベースなしではZEPサウンドは全く成り立たないということを改めて思い知らされました。派手なステージアクションをする人ではないですが、安定感はバンドの中でダントツ。全メンバーの中で唯一何の不安もなく見ていられました笑 彼がプラントのボーカルとジミーのギターをしっかり繋ぎ止めているからこそ、緊張感を持ちながらも崩壊しない、ベストなサウンドを保てるのでしょうね。


お次はDVDについて。まずは本編を収録したディスクから。まず、カメラワークがとても良いです。少なすぎず、かといって多すぎる事もなく、適度なショット数ですね。サウンドに関しても言う事なし。Blu-ray版もありますが、このDVD版もかなりの高画質&高音質なので安心です。そして特典DVDについてですが、これがおもしろい。この再結成ライブの為のスタジオリハーサルを丸々収録しているのですが、演奏者全員をカメラフレームに収めたワンカメラで録画されております。そのためカメラの切り替わりなどは一切なく、記録としての意味合いが非常に強い映像です。しかしそこで弾かれているフレーズなどが本番と違っていたりして楽しめる箇所が多いので、非常に興味深い映像と言えます。それになんだか関係者映像を覗き見ている感じで、マニアにはたまらないのではないでしょうか?音声も高音質ですし、これは楽しめました。こういう特典嫌いじゃないですね^^


というわけで、自分にとっては十二分に満足できた素晴らしい作品であると感じました。もうおそらく今後バンドとしての活動はないであろうLed Zeppelinの伝説の一夜を記録しているということで、必携です!!!!超オススメ!!!

2012年12月12日水曜日

Bobby Keys

ツェッペリンのCelebration Dayの詳細レビューはしばしお待ちを。時期を逸しないうちに今度すぐ上げます。
今回は場繋ぎ感もありますが、Bobby Keysが1971年にリリースしたたった1枚のソロアルバムについて。


「Bobby Keys」  リリース:1971年

1, Steal From A King
2, Smokefoot
3, Bootleg
4, Altar Rock
5, Key West
6, Command Performance
7, Crispy Duck
8, Sand And Foam


ストーンズなどでおなじみ、名サックス奏者Bobby Keysが1971年にリリースした唯一のソロアルバムがこれです。長い間廃盤状態で、ブートレグでLPお年の音源が出回っていたりしていたのですが、今年になってついに初CD化されたシロモノであります。
ストーンズを語る上で外せない人物ですが、このソロアルバムに参加したミュージシャンもヤバいくらい豪華です。ぱっと調べただけでもエリック・クラプトンにジャック・ブルース、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、デイブ・メイスン、ニッキー・ホプキンス、ジム・プライス、カール・レイドル、フェリックス・パッパラルディ、ジム・ゴードンなどなど・・・。ロックの教科書にのるような方々のオンパレード状態ですwww

そんな豪華なミュージシャンと作ったソロアルバム、悪い訳がない!一曲目から勢いのある演奏を聴かせてくれます。全編インストで一気に聴き倒せます。スワンプ風味なものからジャズ、さらにはファンク調までかっこいいの一言。普段ストーンズで吹いている時とはまた違うサウンドが新鮮ですね。バンドサウンドがイカしてます!

限定生産との噂もあるようですが、本当にオススメです!!こういうの聴くとスカっとするよね!!!^^